K1200R自作グリップヒーター&ミラー取付け変更など [マシンメンテナンス記録]
少し前にタイヤとオイルを換えてしばらくは気持ち良く乗れそうな感じに
なったBMW K1200R。
そろそろ寒くなって来た頃ながら、安価版な為クリップヒーターが付いていない
オイラのK1200Rには少し辛いところ(涙)
なんとかグリップヒーターを付けられない物か?
先日少し体調を崩して仕事を休んだ時に暇だったので色々ネットで調べてみました。
でも、もし純正のグリップヒーターを付けるとなるとカナリの出費になりそう。
しかし、スタンダードな国産車と違い市販の物が付けられるかは不明。
ところが、グリップヒーターを自作した人のページが結構みつかりました。
ならば、やるしかないでしょう!(笑)
まずは、材料集めに秋葉原へ行きましたが欲しいヒーターは手に入らず。
スイッチだけを購入しました。
必要なスイッチは2回路の物で、 on - off - on となる物です。
フィルムヒーターは10Ω物を使っている方が多かったのでネットで注文。
共立エレショップ http://eleshop.jp/shop/g/gX4C132/
配線材料はなどは自宅にあった物を利用しました。
その他に、熱収縮チューブやハーネスチューブとエポキシの接着剤。
まずは、グリップを外してみないとどうなっているのか分かりません。
バーエンドを外して、グリップとハンドルを無理やりはずす。
これが結構な苦労でした。
実はK1200Rのハンドルは一般的なパイプ式ではなく・・・
真ん中に軸になる金属があり、その外側に樹脂パイプにゴムのグリップ
が付いていたのでした。
この樹脂パイプが平らじゃないし、ゴムがピッタリと付いていました。
しかも、接着剤が使われている形跡は無い。
これって樹脂パイプ上に柔らかいゴムを付けて“一体形成”したのかな?
それでも無理やり剥がしたらグリップに穴が開き再利用は出来ない状態に。
樹脂ハンドルは上のような感じでバーエンド付近などに出っ張りが。
ところがハンドル径をノギスで測ると26ミリ程度。(左右共に)
これって、一般的なスロットル側の径とほぼ一緒でした。
という事で、少々勿体無いですが市販のグリップを2セット購入してアクセル側
の物だけを使う事でクリア出来ました。
ちなみに、デイトナのグリップヒーターは部品売りもしているので・・・
右側のグリップを2個注文で取り寄せれて利用する手もありますね。
この出っ張りではスムーズにグリップが通りませんね。
一所懸命に時間を掛けてヤスリで削ったというのは嘘で・・・
ディスクグラインダーで削り取ってある程度平らにしました。
(左側はもっと複雑な形になっています)
フィルムヒーターにコードをハンダ付けして・・・
ハンドルにエポキシ接着剤で貼り付けて乾くまでガムテープで押えました。
自宅にあったエポキシ接着剤は5分硬化タイプでしたが・・・
もう少しゆっくり固まるタイプの方が作業は楽だと思います。
配線を保護する為に熱収縮チューブやハーネスチューブに通しました。
配線がキボシだらけになるとややこしいのでこんな物を購入。
ヒーター側の配線とスイッチからの配線はこのカプラーで合体。
ちなみに下側へ伸びている赤と黒のコードがキボシで電源へとつながり・・・
カプラーから左側がスイッチへの配線です。
そして、電源の配線の方は・・・
左のくるぶし付近にヘラーソケットが標準装備されているんですがこの場所が
シフト操作などの妨げになり非常に使いにくい。
そこで、この配線から分岐して引っ張りました。
(そうするとイグニッション連動なので切り忘れを防止出来る)
ここで半田ゴテや配線材を入れてる箱から良い物が見つかりました。
以前、使おうと思い購入したままになっていたリレーを発見。
ヘラーからのコードはリレーのオン・オフ用にして・・・
電源自体はバッテリーから直の配線に作戦変更。
(この方が電圧も安定するでしょうし、トラブル防止になるでしょう)
もちろんヒューズは入れましょうね。
グリップもエポキシで接着して・・・
念の為に配線の絶縁と付根の保護目的で根元にもエポキシを盛りました。
今回の配線回路は、多くの方が使われている2段階切り替え式にしました。
簡単に書くとこんな感じです。
スイッチがAポジションだとヒーターが並列回路になり・・・
Bはオフで、Cにすると直列配線に切り替わります。
スイッチの配線も根元のハンダ付け部分が弱いのでエポキシで補強&絶縁。
防水式ではないスイッチは今のところ暫定で取り付けせずに・・・
タンクバックまで引き入れて使うようにしています。
せっかくリレー入り配線にしたので途中から分岐させて手元にシガーソケットも取付け。
アクセル側はコードが引っ張られないように注意して配線。
熱収縮チューブやハーネスチューブを利用してチャンと保護もしています。
あと、ミラーを換えてから起きていた問題の対策が数日前にふっと閃きました。
BMWの純正のミラーのネジはM10ながらも1.5ミリピッチで・・・
一般的な国産車は1.25ミリピッチなので、市販の変換アダプターを使用してました。
これが、ミラーを保護する為に強い力が加わると回って力が逃げるようになってます。
それで、加速する時の風圧に負けてミラーが回ってしまうんです。
何を閃いたかというと・・・
オイラが使っているバレンミラーはミラーステーにネジ山が切ってあるんじゃなく・・・
実は付属のボルトで固定するタイプなんです。
つまり、このボルトを1.5ミリピッチに換えれば元のネジ山に直接付けられる。
少し高さが足りなくなるので間にカラーをかませスイッチボックスへの干渉を回避。
なかなか綺麗に取り付きました。
通勤で使って効果の程を試しました。
ミラーもOKでした。
グリップヒーターも効果を実感。
ただし、薄手のグローブで試したら弱では“ほんのり暖かい”程度。
強では少し熱過ぎて長時間の使用は無理な感じ。
強で使う時は普通の厚さのウインターグローブならばOKぐらいだと思います。
少しグリップは太くなったものの・・・
CLに付けているやや太目のグリップと比べれば大差無しです。
極寒の日はRTの出番ですが・・・
小春日和ならK1200Rで大丈夫そうです。
ちなみに、フィルムヒーターをあと2枚買ってあるんで・・・
次のミッションを計画しています(笑)