優しいグローブ [バイク用品等]
今までに何十ものバイク用グローブを購入し使ってきた。
革グローブ、メッシュグローブ、レイングローブ、ウインターグローブ。
安全な運転の為には、やはり“こだわって”選び妥協は許されない。
特に手に馴染み操作性の良い物でなければ毎日使ったり長時間の使用にストレスになる。
9月のツーリングで今まで使っていた革グローブに穴が開いてしまった。
最初に購入したのは10年以上前で、それに穴が開き同じ物を購入したのが2007年
もちろん、気に入っていたから同じグローブをリピートした訳です。
クシタニのゴートグローブ。つまり山羊の革で柔らかくて使いやすかった。
それから6年使ってきて寿命を向かえた。
使っているグローブが駄目になった時の事はいつも何となく考えてはいる。
それが長年バイクに乗ってきた知恵であり、これからも乗り続けて行くという事だと思う。
話は長くなったが、要するに新しいグローブを買いました(笑)
それも、先日ジャケット買ったという話 の時です。
しかも、今までのお気に入りグローブから更なるステップアップ。
まあ、今回のツーリングで使ったのでいよいよ記事にしました。
新しいグローブは今まで使っていたグローブの2倍ぐらい、安物の革グローブなら
3~4個買えるぐらいの金額。
流石に、店でも躊躇していたらいろいろお話を聴く事が出来ました。
確かにゴートは牛革より柔らかいが、耐久性は格段に上という訳ではない。
耐久性や引き裂き強度では鹿革が圧倒的。
そういう事で値段は高いが10年使えればと考え鹿革のグローブを買いました。
(高級品だけあって箱入りです)
http://www.pair-slope.co.jp/products-gloves/glove-sikayashima.htm
ここ15年ぐらいは指に縫い目が当たる感覚を嫌い外縫いのグローブを愛用してきた。
革の厚みは今までのゴートグローブの2倍ぐらいなのにとてもしなやかで手に吸い付くような感じ。
本当に最上級の使い心地です。
柔らかいとか、手にフィットするとか、操作性が良いとか、グローブの良さを表現する言葉はイロイロと
ありますが、それとは違う感じです。
つまり、柔らかさやフィット性を出す為に薄くなめした革を使っていないのです。
ある程度シッカリした革の厚みがあるのに手と一体するように感じ・・・
ハンドルを握ると、とても優しい感覚が手から伝わってきます。
だから優しいグローブという表現がピッタリ。
世の中にはお金を“言い訳”にする人が沢山います。
そういう人達から見れば、こんな高いグローブを買うのは馬鹿げた事だと思います。
ただ、こんな高い投資をしなければ感じられないリターンがあります。
つまり、グローブに払ったと考えるより・・・
この“優しさ”を感じるための対価として支払ったという事ですね。
イロイロな事を感じる事が出来る心の余裕こそが、贅沢の極み。
お金を沢山持っていても心の貧しい人は沢山います。
お金は無くても、“心の豊かさ”は大切にしたいものです(笑)
このグローブのお陰で“心の豊かさ”をまたひとつ増えたような気がします。
手を入れさせてもらったら、とても気持ちの良い感触でした。
自分は今回、革の硬い一枚革の古いのと、アウトドア用の極寒用しか
持って出なかったので、ちゃんと季節に合った気持ちの良いグローブを
選んでくれば良かったな...と思ったのでした。
ペアスロープ=JRPはほんとに良いよね。
by harry (2013-11-10 08:01)
手触りが良いのもだけど、革の厚みのわりにとても軽かったのが
印象的でした。
操作感も良さそうだし、私も次は鹿革を考えよう。
ところで街で見かける、特に250・400クラスのライダー達の、
グローブの着用率の低さが不思議です。
軽い転倒でも真っ先にダメージを負うのは手なのにね。
シンプルなのでもしていた方が見た目もかっこいいと思うんだけど。
by YASH (2013-11-10 19:51)
>harryさん
グローブ選びは難しいけど・・・
やっと出口が見えてきた気がします。
>YASHさん
鹿革は繊維が一定方向でなく、複雑に絡んでいるという話でした。
その分、薄くても十分な強度が得られるみたいですね。
by rascal (2013-12-01 22:01)